胡麻が主役

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胡麻の国内自給率は0.1%未満

「胡麻の、それも国産胡麻のたっぷり入った胡麻せんべいを作れないかな」という取引先からの要望で生まれた<胡麻沢山>。
胡麻をたっぷり生地に練り込んだ煎餅は、すでにたくさん販売されています。しかし国産の胡麻を使用したものはほとんどなく、その多くは中国などからの輸入胡麻を使用したもの。
国内の胡麻生産量が減少していった大きな理由は、手間ひまがかかる割に収益が低いため。胡麻を作る農家は年々減少し、今や胡麻の自給率はわずか0.1%未満。なんと99.9%は輸入です。国産の胡麻は非常に希少なものになってしまいました。
国産と輸入胡麻の違いは「香り」です。国産胡麻は香ばしくほんのり甘みもあり、胡麻本来の香りがしっかりと感じられます。

胡麻の粒を潰さないため、手で練り込む

 <胡麻沢山>のこだわりは素材だけではなく、その製造方法にもあります。
生地に他の素材を練り込む「練り物煎餅」は、一般的には機械で練り込むことが多いのですが、富士見堂では胡麻の粒を潰さないため、職人が手で練り込んでいます。
胡麻を潰してしまうと、焼いたときに苦味が出てしまいます。また、「希少な国産胡麻の香りを最大限にいかそう」という想いから、ちょっとした手間をかけているのです。
焼きの工程においては、少しでも色付け(焼き色の加減)が強くなりすぎると苦くなってしまい、逆に色付けが甘いと胡麻の生臭さや芯が残ってしまいます。
そのあたりの乾燥や火加減の調整にも気を配りながら作っています。

胡麻の香りを引き出した甘醤油仕立て

味付けは、胡麻と相性の良い甘醤油味。
胡麻の粒を潰さずに練り込んでいるので、口に入れて噛んだ時に初めて胡麻が割れ、香ばしい香りがぱあっと一度に広がります。
香ばしい胡麻の香りをめいっぱいお届けしたいという想い。また、どこまで胡麻を沢山練り込めるかに挑戦したいという職人のちょっとした遊び心から誕生した<胡麻沢山>。
お口の中でたくさんの胡麻の粒がプチプチとはじけ、噛み締めるたびに滋味豊かな胡麻の風味を味わっていただけると思います。

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